定年70歳時代①

定年70歳時代の生き方

定年延長?70歳まで働くということ

(日本経済新聞 電子版 2016/12/20 より引用)
高齢者「70歳以上に」 内閣府、定義引き上げ提言
内閣府は技術革新などがなされない場合、2030年には生産年齢人口が1%減少し、日本で低成長が定常化するとした分析をまとめた。高齢者の定義を70歳以上に引き上げることも提案。定年延長や、医療や介護サービスで、高所得の高齢者の負担を増やすといった施策を想定する。

前々からの噂、定年70歳がいくぶん現実味を帯びているようです。某巨大掲示板に「死ぬまで働けというのか」と書きこみがありましたが、あながち言い過ぎでもないようで、厚生労働省の簡易生命表(2012年)によれば、日本人男性が70歳までに死ぬ確率は18%、ロシアンルーレットより分が悪いということです。(ちなみに60歳は8%、65歳は12%。)また、とりわけ男性は健康年齢が71歳ですので、生きていても健康でいられることは期待薄です。70歳定年ということは、ほぼ生涯を通して仕事と関わることになります。反対の声が大多数のようですが、これ以上改革が遅れて後々重いツケが回ってくると余計に困るので、個人的にはやむなしと思います。

仕事を生きがいにできるか?

先日、学生時代の恩師と久しぶりにメールを交わしました。先生は御年70歳、現役で研究職を続けています。先年重病の診断を受けたそうで、余命が長くはないと言うので驚きましたが、仕事は最期まで続けるつもりと聞いて更に驚かされました。メールの最後にはこんな一文がありました。

「もう残り少ない人生をどう過ごすかに迷っています。ただ死ぬときに、まあまあ良い人生であったと思えるように心懸けています。」

迷っているとの記載にも関わらず、このメールにはむしろ達観した印象を受け、改めて敬意の念を抱きました。同時に、小物の自分とは哲学が違いすぎて、真似はできないとも思いました。仕事が生きがいで生涯現役なら、年金問題など些末なことで、人生の満足度も高いのかもしれません。

では仕事を生きがいと考えられる人がどれだけいるのか?一般財団法人 中央調査社が2010年に実施した「生きがいに関する世論調査」の結果を見ると、「仕事・学業が生きがい」と回答したのは男性の43%、女性の26%でした。ずいぶん数字が大きいというのが正直な感想です。在職中、月曜の朝は死んだ魚のような目をした人が多かったような気がしますが、これほどサラリーマンの意識が高いのなら記憶違いかもしれません。それでも裏を返せば、まだ6割強の人は定年延長の悪影響を受けやすいと言えます。

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コメント

  • 少し違うかもしれませんが、労働者と早期リタイア者は、マトリックス(映画)の仮想現実の中にいる人々と、そこから目覚めた者(主人公達)のようだと思います。他人に管理されているがリスクの少ない世界に住むか、自由だがリスクが大きい世界に住むかの違いですね。各々の価値観によるところですので正解はありませんが、後者の選択肢が存在すること自体を知らずに働いている人が大多数のように思われます。私なら、死ぬまで他人に管理されるのは避けたいです。

    by たつき 2017年1月24日 2:03 PM

  • 面白い例えですね。確かにリスクはありますが、エージェント・スミスと比べればかわいいものだと思います。あと、この世界は仮想現実の方がとてもしんどかったです。

    by yumin 2017年1月24日 6:52 PM

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